大切にしている9つの価値観

「男の一生というものは、美しさを作るためのものだ、自分の。そう信じている」

土方歳三(司馬遼太郎『燃えよ剣』より)

 

どういう人間でありたいか、ということを整理するために、自分が大切にしている考え方やキーワードをまとめてみました。

 

①共有、オープン

自分の体験や、そこから学んだことを、できる限り共有したい。それから、自分が良いと感じたもの、美しいと感じたものを発信していきたい。価値ある情報をシェアしたい。オープンな人間でいたい。

 

②共感、ストーリー

何かを伝えるときには、「共感」をその手段としたい。人は正しさでは動かない。どれだけその人が論理的、倫理的に正しいことを言っていたとしても、共感ができなかったらと応援したいとは思わないもの。だから、考えを押し付けるのではなく、「自分はこう感じた」という一人称の言葉でストップする。「だからあなたもこうした方がいいよ」なんて余計なお世話。そこから先は受け手が感じるもの。人によって受け取り方は異なるんだから、干渉はしない。でも、出来事をストーリー形式で伝えれば、読みやすいし、面白いし、伝わりやすいし、共感が生まれやすい。

 

③スピーディーに

何でも、やりたいと思ったらすぐに動く。モチベーションは鮮度が大切。一週間後にやろう、と思っても、実際に一週間経ってみたら、当初に比べてモチベーションはかなり低くなっている。「やっぱりいいか」と、やらなくなってしまいがち。「自分はなんて意志が弱いんだ」なんて落ち込む必要はなく、多分人間誰だってそんなもの。だから、思ったらすぐに動くようにしたい。

 

④ブランディング、継続性

自分の好みや興味のある分野、やりたいことを知ってもらえると、格段に早く物事が進む。「それをやりたいなら、あの人に会ったらどう?」とか「こういうイベントどうですか?」と連絡が来るようになる。それは、発信によって自分をブランディングしているから。やり方は簡単で、ひとつの信念や価値観のもとに、継続的な発信を行うこと。そのときに注意することは、ノイズ(自身の価値観から離れる投稿)をしないこと。それさえ心がければ、その人の思考がよりハッキリと浮き彫りになる。誰もが簡単にブログやSNSで発信できるようになったこの時代、ブランディングは企業だけでなく、個人にとっても重要なもの。人って、教えたがり。お互いにその性質を利用し合えば、人生は楽しくなるし、加速する。

 

⑤予測不可能性、エンターテイナー

全ての行動をオープンにしつつも、次の行動は誰にも予測させない。その駆け引きは自分の人生の楽しみ方でもあるし、見てくれている人への楽しませ方でもある。行動で人を驚かせたい、エンターテイナーでありたいという想いがある。

 

⑥腰の低いリーダー

「オレについてこい」という、人を引っ張る力だけがリーダーシップだとしたら、ぼくにはその能力はない。でも、そうじゃないリーダーシップもあると思っている。自分が率先してフロンティア(開拓者)になり、新しい世界の魅力を紹介すれば、人はその世界を見たいと思いはじめ、自分の足で動き出す。信念のもとに行動を起こしたときに、気付いたら人がついてきていた、という経験がある。ぼくは、人への感謝とリスペクトを持ち、誰よりも腰の低いリーダーを目指す。人の上に立てる性格じゃない。感謝とリスペクトを持って、人の下に立ちたい。

 

⑦分野を横断する、好奇心、クリエイティブ

特別な才能もないし、何かの専門家にはなれないけど、好奇心は人一倍ある。幸いなことに、ジャンルや分野に囚われないから、色々な専門家と繋がれる。スポーツ、芸術、IT、サイエンス、ライター、旅人、職人……。そうすると様々な分野を流動的に見ることができ、人にはできない組み合わせができるようになる。サイクリングと和菓子を組み合わせたら、「ツール・ド・和菓子」が生まれた。ぼくの先輩は、お寺とオペラを組み合わせて、新しい価値を生み出した。クリエイティブって、組み合わせの問題だと思う。それぞれは身近にあるのに、誰も考えなかった組み合わせ。それをするためには、様々な分野を知っておく必要がある。

 

⑧引き出し、人と話すこと、教養

できる限り多くの専門家や面白い人と繋がりたいと思っている分、初対面の人と話すことが多い。そのときに仲良くなるコツは、どれだけ共通の体験があるか、だと思う。たとえば、医者と話したとする。ぼくは医療の知識はないから、その話題では距離を近づけられない。でも、何かの拍子に「クラシックが好きで」とその人が言ったとする。「実はぼくもオーケストラやっていました」と言えば、そこで落とせる。「出身は鹿児島の指宿です」と言ったとする。「あ、以前指宿まで自転車で行きました。開聞岳がきれいでした」「え?自転車で?」と、そこで落とせる。要するに、自分の引き出しが多ければ多いほど、人との共通点は増える。共通点があれば、親近感を持ってもらえる。だから仲良くなれる。で、引き出しを増やすのが、「教養」だと思っている。いかに色々なものを知っているか、読んでいるか、ふれているか、体験しているか。それが人間としての深みを生む。

 

⑨美しさ、自分の可能性

ぼくは、美しいものが好きだ。美しいものを見たときに、自分の中の何かが共鳴する。美術館の名画、小説の一文、サッカー選手のプレー、コンサートの生演奏。かならずしも、技術的に優れている場合だけとは限らない。人が一生懸命何かに取り組む姿に、感動や美しさを覚えるときもある。そういうとき、背筋がゾクゾクっとする。

何かに美しさを感じたとき、それは自分の可能性にふれた瞬間だと思っている。コーヒー職人は、コーヒー豆にある種の美しさを感じているかもしれないし、薫り高いコーヒーに美しさを感じているかもしれない。でもぼくはコーヒーに対してそこまでのものは感じていないし、だからこそ、それはそのコーヒー職人の可能性なのだと思う。「自分の可能性」って、数値化されるものじゃないし、そんなに簡単にわかるものじゃない。でも、鳥肌が立つような体験をしたときや、何かに美しさを感じたとき、そこに「自分の可能性」が浮かび上がる気がする。そういう瞬間を見逃さないようにしたい。

 

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